厳島神社を出る頃には、すっかり雨が上がっていました。
弁天様にお参りした後、友人おすすめの「大聖院」へ。
ここまでは海沿いの平地をずっと歩いて来ましたが、
ここからは宮島の霊山、弥山(みせん)の裾野を登っていくことになります。
厳島神社界隈はかなり「海」の雰囲気なのですが、
一本脇にそれるだけで、うってかわって「山」になりますね。
雨に濡れた緑の樹々が美しい〜。
長靴でわしわしと坂を攻める娘。
お山の上から清流が。
橋の上から川の流れを撮るの好き。
門の後ろに見える階段を登っていきます。
汗どろどろになりながら、境内前の門までようやく辿り着く。
ふと振り返ると・・・
大野瀬戸、対岸の宮島口まで眺められます。
かなり登ってますよー。

実はこの日、「七福神大祭」という行事がおこなわれており、
観音堂へ上がらせていただいて、お坊様たちがお勤めをされているところを
拝見させていただくことが出来ました。
お正月の七福神めぐりは馴染みがありますが、
七福神のお祭りというのは初めて。
7月の「7」にかけているのでしょうか?
朗々と響き渡るお坊様のご声明(?)は、とってもパワフル。
参加者には、このような小冊子が配られ、
お坊様と一緒に真言を唱えます。
参考リンク:七福神の御真言
地元の信者の方も多いのか、皆さんお経もきっちり唱えられていて、
圧倒されました。
途中、お線香の木箱が回ってきて、
お作法がわからず焦ったのびゆらです^^;;
(葬儀の時のように灰をつまんで、合掌しましたが・・・)
儀式の後は住職様のお話がありました。
40代くらいかと思われる、お若い住職様で、
「弥山の奥の◯◯山へお参りして来ました」と仰っていたのですが、
山の名前がわからず。
GoogleMap見たら岩船岳かなぁ?
なんでも、20年くらい前から毎年登っておられるそうです。
そのお山の話が気になりすぎて、他のお話は忘れてしまいましたが(爆)、
お話の後は、本堂よりさらに奥にある「八角万福堂」へ全員で移動。
このお堂に、七福神が祀られているのです。
こちらでも神事(?)がありましたが、
列の最後尾になってしまい、お話も聞こえないので、
「遍照窟」という四国八十八ケ所の本尊が安置されているという
お部屋で涼んでたりしました(てへ)。
人が少なくなってから、ちゃんとお参りさせて頂きましたよ。
お堂を取り囲む池のほとりには、これまた七福神がいっぱいです。
さて、この大聖院、いろいろ施設があって、
様々な神様がお祭りされているので、見どころが本当に盛りだくさん。
幕の内弁当的というか、成田山的というか。
お子様連れは必拝(笑)
境内はずっと斜面なので、さすがに全部は回らなかったのですが、
普通に山歩きとしても楽しめそうなお寺です。
なんと薬草茶のサービスまで!
ちょっと不思議な味でしたが、なんだか元気が出ましたよー。
観光客向け?と思ったのですが、
霊場めぐりをする方のためかも、とふと思いました。
オットが御朱印を頂いた袋の中に、こんなものを発見。
ツボりましたわ。
大聖院、濃いです。紅葉の頃にまた行きたい。
(続く)