ゲーム・オブ・スローンズ/氷と炎の歌

[GOT/SoIF]『竜との舞踏』(2) (氷と炎の歌5)

竜との舞踏 (2) (氷と炎の歌 5)

竜との舞踏 (2) (氷と炎の歌 5)

  • 作者:ジョージ・R.R. マーティン
  • 出版社:早川書房
  • 発売日: 2013-10-25

# 表紙はブランと大狼のサマー。裏表紙にリード姉弟とホーダー(ちょっと怖い)

今回図書館での予約が出遅れたため、今頃の読了となりました。

しかし・・・、

(1)を読んだ時には、新展開にハラハラドキドキだったのですが、

(2)は視点人物の内省(ひとりごと)や伏線の仕込みが多く、

ちょっと停滞感がなきにしもあらず。

*ー 以 下 ネ タ バ レ あ り ご 注 意 ー*

・ブラン

表紙がブランなので、まずは彼から。

今後緑視者としての修練を積んでいくと思われるブラン。

野人の中にときどきいた「皮装者」と、緑視者がまさかつながっているなんて。

皮装者としてうまれるのは千人にひとりだけだ。そして、緑視者になれるのは、その皮装者のなかでも千人にひとりしかいない。

おまえたちが<森の子ら>と呼ぶ者たちは、太陽にも似た金色の目を持っているが、ごくまれに、血のように赤い目を持った者か、森の中心の樹に生える苔のような緑の目を持った者が生まれる。この特徴により、神々は贈り物を与えた者であることを示す標としているわけだ。選ばれし者はみな蒲柳の質で、地上で敏捷に動ける期間は短い。あらゆる歌はバランスがとれていなければならぬ通りだよ。しかしひとたび樹に取りこまれた者は、きわめて長い時間を生きる。一千の目、百の皮、古き樹々の根ほども深い叡智を持つ者——すなわち緑視者として

いろいろな事物の裏の意味もだんだんわかってきました。

ウェスタロスでは伝書鳩のように使われている使い鴉ですが、

もともとは使用者が「一度中に入って、皮を共有した」鴉に、メッセージを届けさせるものだったとは。

また緑視者は、各地のウィアウッドの「顔」を通して、時空を越え、

その土地土地のできごとを覗き見ることができるようです。

過去は確実に見えるみたいですね。未来はわからないけど。

ウェスタロスに今後もたらされるであろう、

「冬」の魔の手に、ブランを始め、緑視者たちはどう向き合っていくのでしょうか。

・ティリオン

プリンス・エイゴン一行との合流で、キングメーカーとして暗躍するかと思われた彼。

デナ様とおなじ銀髪の娼婦を抱いていたサー・ジョラー・モーモントおじさんに見つかり、

突然拉致られる><

運命は流転し、おなじこびとのペニーと出逢い、

なぜかユンカイの<偉大なる主人>で、フリークス愛玩の趣味がある老人の奴隷に・・・。

仮にもキャスタリー・ロックの跡継ぎですよ。お貴族様ですよ。

(兄ジェイミーは王の盾なので継承権なし、サーセイは収監中)

その出自を考えると、いまの展開はギャグとしか思えない(笑)。

ティリオンは、この擬似中世である「氷と炎の歌」ワールドで、

一番現代的な造形がされている人物だと思います。

普通に考えると、言葉を交わすことも蔑むような、

平民であるこびとのペニーの気持ちを思いやり、理解しようとし、

生き残るためとはいえ、一緒に「馬上槍試合」をして笑われることも辞さない。

作者の深い愛が感じられるキャラクターですねぇ。

・デナーリス

この巻のデナ様は、悩んでばかりであまり見せ場がない。

ミーリーン防衛にもあまり良い手腕を発揮したとも思えない。

やったことといったら、ヒズダール・ゾ・ロラクと結婚したことと、

ダーリオ・ナハリスを公認の愛人にしたことくらいか・・・。

無骨っぽいプリンス・クェンティンはお好みに合わなかった様子(笑)

物語の本筋には無関係ですが、

サー・バリスタン・セルミーが、デナ様の両親の恋について語る昔話が面白い。

エイリス王の時代について、外伝みたいなの書いてくれたらいいのにな。

・ジョン

「壁」は、野人や異形から南の国土を守るという名目でつくられた。

しかしジョンは「野人との共同戦線」を構想し、

多くの野人が取り残されているとされる「ハードホーム植民地」に救助部隊を送る。

若いのに偉いよね。さすが苦労人だね。

しかしメリサンドルは、たくみにジョンの兄妹への想いを利用し、

自分の力を誇示しようと画策中。負けるな〜!

ところでスタニスを訪ねてきた<鉄の銀行>の行員は興味深い。

融資のために直接海を越えて来ちゃうとかスゴイ。

・<リーク>/シオン

この(2)の裏の主人公とも言えるシオン君。

ボルトン親子にいためつけられてほんと散々だけど、

廃墟となったウィンターフェル城に戻ってきて、新たな意欲が湧いてきた様子。

もとはといえば、自分のせいでスターク家が潰れたんだけどさ。

きっと今後なんらかの役割があって、生き残っているんだろう(苦笑)。

・その他メモ

・ドーンの故プリンス・オベリンの娘たちで、セプタを母に持つといわれるタイエニー。
 
 一見するとかなり清楚な美女らしい。

 <若きグリフ>の一行にいたセプタのリモアがお母さん、ってことはないかな?
 
 たしか妊娠線があるとかティリオンが言ってた。

・ウィンターフェル城に吟遊詩人として入り込んできたルーベと洗濯女たち。

 これ、マンスと槍の妻たちだよね。マンスはギターもうまかったはずだし。

・ダボスとリコン、ジェイミーとブライエニーがつながった

というわけで(3)につづきまーす。

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