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[travel][かごんまの旅5]日本で最初のリケジョ・丹下ウメ博士

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老舗百貨店の山形屋さん。美しい建物ですねぇー。

ときどき覗きに行く建築マップにも紹介されていました。

Wikiってみたら、1999年に昭和初期の状態に復元したものだそうです。

しかも大食堂が健在だって。次回は行かなくちゃ。

それはさておき、この山形屋さんの近くに、こんな銅像を見つけました。

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丹下ウメ博士。

丸眼鏡をかけたその風貌は、厳しさをたたえています。

まったく存じ上げないお名前ですが、銅像になっているので、

郷土の偉人の方?と、土台の碑文を読みます。

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碑文の書き起こし。

化学の先駆者

鹿児島市金生町の新町ほか十四町の戸長丹下伊左衛門の四女として明治6年(1873)に生まれ、幼時、事故で右眼を失明。県立女子師範を卒業。18歳で名山小学校の教師。28歳で日本女子大学家政科一回生に入学、卒超。女性初の中等化学教員検定試験に合格。大正3年、東北帝国大学理化大学化学科に女性初の入学。卒業後スタンフォード大学などで栄養化学を修め、帰国して日本女子大の栄養学の教授。昭和15年、「ビタミンB2複合体」の研究で東京大学から農学博士の学位を受ける。昭和30年(1955)82歳まで独身の血潮を学究一筋に注ぎ、東京の親戚宅で死去。(川越政則撰/一部漢数字を数字に置き換え)

な、なんと女性でした(お顔とお名前ではわからなかった!)。

しかも結構凄い!?

今で言うと、STAP細胞の小保方さんみたいな人ってことですかね。

日本女子大HPには、ウメさんの詳細なプロフィールページがあります。

リケジョのパイオニア 丹下ウメ(1873-1955)~日米で学位を取得した女性科学者~
リケジョのパイオニア 丹下ウメ(1873-1955)~日米で学位を取得した女性科学者~ | 日本女子大学 (20140310)

こちらは理化学研究所のHP。

女性科学者のパイオニアたち 6 道もなき道ふみ分けて 丹下ウメ(動画)
女性科学者のパイオニアたち 6 道もなき道ふみ分けて 丹下ウメ | 理化学研究所 (20140310)

いやぁ〜、まさに「リケジョのパイオニア」と呼ぶのが、

ふさわしい来歴ですね。

しかし。

しかしですよ。

明治初期の、しかも地方に生まれた女性が、師範学校以上の教育を受け、

結婚もせず、「化学」を一生の仕事にするなんて、

ほとんど人扱いされないような時代だったのではないでしょうか?

たとえば津田梅子なんてほぼ同時代(丹下ウメとは10歳違い)で、

海外に留学した、一生独身であった、という共通点があります。

ただ、勉強したのが「英語」であったこと、

もともと士族という家柄で、女子教育に尽力し学校を作ったこと、

などから、今でも名前が残っていますよね。

それに比べてこの丹下ウメさん、

化学、栄養学の世界で、どのような業績を残されたのか不明ですが、

あまりにも無名。ですね。

伝記とかあったりするのかしら。

どのような人生を送られたのか、気になる。

東北大学女子学生入学100周年記念事業
女子学生の歴史(アーカイブ) | 女子学生入学100周年記念事業 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY- (20140310)

明治期に東北大学は三名の女性学士を輩出し、

彼女たちがそれぞれの分野で活躍するためのいとぐちとなりました。

歴史的な大事件だったでしょうね。

ウメさんのように、歴史に埋もれているリケジョたちの戦いがあったからこそ、

現在の、男女関係なくやりたい研究ができる世の中を作っていったのかなと

思います。

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