05_BOOKS 宮尾登美子さん

[books]宮尾登美子『お針道具』

 

お針道具―記憶の断片 (新潮文庫)

お針道具―記憶の断片 (新潮文庫)

  • 作者:宮尾 登美子
  • 出版社:新潮社
  • 発売日: 2000-05

図書館で借りました。 


 
 
宮尾先生の小説は大好きで、
 
『櫂』4部作やら、『陽暉楼』『序の舞』、『伽羅の香』など、
 
見つけては手当たりしだいに読んでいますが、
  
随筆集は初めて。
 
 
どの文章も、短いですが、小説と同じく、
 
凛とした宮尾先生のお姿、美意識を感じさせます。
 
 

言葉の疑問点がまことに手っとり早く、ずばり解明されるのは何より有難くうれしいが、たくさんある辞書のなかでも最も私が信用かつ愛用しているのは広辞苑である。
(中略)
 表紙はぼろぼろ、セロテープ、ガムテープで縦横無尽につくろい、かつ中身は赤の傍線だらけのこの一冊は、おそらく死ぬまで私のそばを離れないだろうと思う。

―――――――――(わたしの小説ことばの原型)

  

こんな記述からは、作家の頭脳の片鱗を垣間見る気がするし、
 
 

桑原宏さんの未来工房から、私が最初の豆本を出してもらったのは、もう四、五年も前になるだろうか。
 私の短編『夜汽車』が映画になったとき、表紙にガラス板をはめこんだデザインで同名のものを先ず作って下さり、続いて同じガラス板の『卯の花くだし』を、そのあとは私の古い着物をいく枚か解いて表紙に貼り、『手とぼしの記』『つむぎの糸』『楊桃の熟れる頃』『花のきもの』とつぎつぎデザインを変えて小さなかわいいものを作って下さった。
 
―――――――――(最後の豆本)

 
 
この「豆本」、めちゃめちゃ気になるんですけど~。
 
どこかで実物、見られないかなぁ。
 
 
こことか、ここに行ったらある? 

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