古楽の楽しみ

[古楽]テレマン in パリ ~大人気作家が旅先で見たもの~

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昨日に続き、二日連続あいれふへ。

今年の、新・福岡古楽音楽祭の最初のコンサートは「テレマン in パリ」。

テレマンって・・・作曲家ということはわかるけど、

曲名とかはピンとこない。

どこの国の人?

なんでパリ?

という、非常にひくーいレベルで参加しました^^;;

テレマンはドイツ人だそうです。

18世紀前半のヨーロッパにおいては随一と言われる人気と名声を誇り、

クラシック音楽史上もっとも多くの曲を作った作曲家として知られる。

(中略)

1737年(56歳)9月末から8か月、パリに滞在した。

そこで新しい四重奏曲集(「パリ四重奏曲」)と6曲のソナタ集を出版した。

この四重奏曲をフラウト・トラヴェルソの名手ミシェル・ブラヴェが

素晴らしく演奏したとテレマンは書いている。

その他、詩篇、協奏曲、カンタータなどを作曲し、コンセール・スピリチュエルで演奏され、

たいへんな栄誉を受けた。

(wikipediaより)

本コンサートは、このテレマンのパリ滞在を、

彼の曲や、当時彼が聴いたであろう曲とともに、音楽的に再現しよう、

という試み。

MCをなさったバロック・フルートの前田りり子さん曰く、

「宮廷内のものだった音楽が、すこしずつ市民へ広がり、

いわゆる上流階級のサロンで演奏されるようになった時代」だそうです。

日本、および世界のトップクラスの演奏家の方々が集って、

白熱のアンサンブルを繰り広げられました。

本当に、パリの貴族の館でサロンコンサートが開催されているような、

そんな想像さえしてしまいました。

フォルクレの曲は

「ヴィオラ・ダ・ガンバでもチェンバロでも、どっちで弾いても良い」

という指定だそうで(なにそれw)、

両方で聴かせていただくという贅沢さ。

面白かったのは、クープランの「リュリ賛」。

リュリは、ルイ14世の寵愛を受けた宮廷作曲家で、

当時のフランス音楽界のドンだったようで、

これは、そんな彼を神格化して讃える物語風の曲でした。

物語の中に、同時代のイタリアの作曲家であったコレッリが登場し、

彼は最初、リュリをちょっと蔑んでいます。

が、お互いに演奏しあうと、その技量を認め、

イタリア風とフランス風が融合した音楽が素晴らしい、

という結論に持っていくという流れ。

なんか無理やりすごいですよねw

# リュリは存命中だったのか? としたら、・・・彼へのおべっかなのか?

古楽は宗教曲も多く、多くは「清く」「正しく」「美しく」という感じですが、

実際には当時の最先端の音楽だったわけで、

時代が下ってくると、こんなリアルな人間の感情も織り込まれていると思うと、

面白いなあと思います。

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